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【解説】エルサペレッティとは?代表作から他デザイナーまでまとめ

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ジュエリーバイヤー歴&販売歴9年の福田です。

先日下記のツイートをしました。

 

 

ティファニーで一番有名なデザイナーと言っても過言ではない、
エルサ・ペレッティさん亡くなったんですね。

彼女の作る有機的なフォルムや曲線美は魅力的でした。
代表アイテムは、

💎バイザヤード

💎ボーンカフ

💎オープンハート

など。
ご冥福をお祈りします。

 

普段2~5くらいのいいねしかつかない筆者の弱小ツイッターアカウントで結構多くのいいねをいただけたので今回は、

ティファニーを代表するデザイナーElsa Peretti(エルサ・ペレッティ)

についてまとめていきます!

 

 

 

この記事で知れる内容

・1.エルサペレッティとは?どんな人物?

・2.エルサペレッティの代表作一覧!彼女のデザインスタイルとは?

・3.みんなはどう着ける?インスタで見るエルサペレッティ作品

・4.エルサペレッティ以外のティファニーのデザイナー

・5.この記事のまとめ

 

 

 

 

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・1.エルサペレッティとは?どんな人物?

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このお方がエルサペレッティ本人でございます。

まずは彼女の生い立ちを簡単にまとめていきます!

 

💎1940年 イタリア フローレンスにて出生

💎1963年 ミラノにてインテリアデザインの学位取得のために建築家DadoTorrigianiに師事

💎翌年1964年 スペイン、バルセロナでモデルとして働き、芸術家サルバドール・ダリのモデルとして働く。同時期にオリジナルジュエリーデザインをスタート

💎1968年 ニューヨークへ渡る。アメリカのファッションデザイナーのジョルジョ・ディ・サンタンジェロがエルサの作品をショーで使用。

💎1971年 コティ・アメリカ・ファッション批評家賞にて賞を受賞

💎1974年にティファニーのデザインに加わる

💎初コレクションは発表当日に完売となり伝説となる

💎2012年 ティファニーのデザイナーとしての契約を20年延長

💎2020年 80歳の誕生日を記念して人気シリーズ、ボーンカフのスペシャルシリーズをリリース

💎2021年3月 享年80歳で死去

 

エルサペレッティの人生を要約するとこんな感じ!

重要な部分はこの要約でまとめていますが、さらに詳しくは以下で!

 

父はイタリアきっての成功者!?家族に反抗的だったエルサペレッティ

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イタリア大手石油会社を創設し、戦後イタリアでもっとも成功した起業家とされる、フェルナンドペレッティの娘として生まれた彼女は、

幼少期からモデル、デザインに強い興味を持っており、自然に対しても強い興味を持っていたようです!

家族に対しては少々反抗的であったようで、裕福な生活を捨て早々と独り立ちした彼女は、

スイスに渡り、グシュタードという村でイタリア語教師とスキーインストラクターとして働き始めました。

この間、厳格であった両親は長きにわたりエルサとの連絡は取らなかったようです。

 

デザインの夢を捨てきれななかったか、、イタリアに戻りインテリアデザイン業界へ

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家族と断絶している彼女は、スイスにて生活の為に働くものの、

幼少期から関心があったデザインの夢を捨てきれなかったこともあるのか、

1963年にイタリアに戻り、ミラノにてインテリアデザインを学ぶため建築家DadoTorrigianiに師事。

彼女のデザイナーとしての人生はここからがスタートのようですね!

 

興味のあることは全部こなす人!

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1964年にはスペインに渡り、

デザインと同じく幼少期より興味があった、モデルとしての活動をスタート!

〝記憶の固執〟で有名なスペインの芸術家、サルバドール・ダリのモデルとして働いていたそうです。

同時期にジュエリーのデザインもスタートしており、

興味のあることはどんどん前進してやっていくタイプの人という印象です!

 

人生の機転?有名デザイナーやアーティストと繋がり

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1968年にアメリカに渡った彼女は、ニューヨークの伝説的なナイトクラブ〝スタジオ54〟を頻繁に通うようになったそうです。

多くの著名人が通うことで有名なスタジオ54でエルサ・ペレッティは多くの著名人と出会い親しくなったそうです。

モデルのカレン・ビョルンソ

女優のアンジェリカ・ヒューストン

アーティストのアンディー・ウォーホル

ファッションデザイナーのオスカー・デラレンタやホルストン

そして彼女のジュエリーをショーに使用した、ジョルジョ・ディ・サンタンジェロ、、、

ここで多くの著名人に出会い親交を深めたことは彼女のデザイナー人生に、多少なりとも影響を与えているのではないでしょうか?

 

総売り上げの10%!?エルサペレッティのティファニーへの貢献度

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2012年にはティファニーの年間総売り上げの10%を彼女の作品が支えており、

ティファニーにとっては超重要なポジションになっています。

エルサペレッティが71歳の2012年にティファニー側は20年間の契約延長を申し込んでおり、

80歳でこの世を去ってしまいましたが、亡くなっていなければ91歳までティファニー側はでデザイナーとしていてほしかったということですね。

ティファニーの財務報告書によると、2017年、2018年、2019年など近年も彼女の作品だけで、

毎年3億ドル(現327億円強)もの売り上げを上げています!

 

 

 

 

・2.エルサペレッティの代表作一覧!彼女のデザインスタイルとは?

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主にシルバージュエリーをメインに展開される、エルサペレッティのジュエリーですが、

特に日本でも有名な代表作をまとめていきます!

 

オープンハート

引用元:TIFFANY&CO公式サイト https://www.tiffany.co.jp/

日本でも1980年代に爆発的ヒットした、当時の人なら誰もが知るティファニーのアイコンジュエリー〝オープンハート〟

〝愛することの祝福〟〝心を開いて〟などの意味が込められており、80年代の男性から女性へのプレゼントの大定番でした。

クリスマス前にはティファニーに若い男性の大行列ができるほどの人気。

驚くことに在庫切れで買えなかった人用に店側がオープンハートの〝売り切れ証明書〟を発行したという話まであります!

ネックレスが特に人気ですが、ピアスやリングなどの他のアイテムもあります。

オープンハートシリーズを見る

 

ビーン

引用元:TIFFANY&CO公式サイト https://www.tiffany.co.jp/

名前の通り〝豆〟がデザインソースとなったこのジュエリーは〝命の始まりのシンボル〟としてデザインされています。

生命の源である豆の丸みのあるフォルムは女性らしさをイメージしてデザインされているそう。

シンプルで飽きの来ないデザインで、いつの時代でも着けられる万能ジュエリーです!

ネックレスのみならずピアス、リングなど多く揃えています。

ビーンシリーズを見る

 

ダイヤモンドバイザヤード

引用元:TIFFANY&CO公式サイト https://www.tiffany.co.jp/

バイザヤード(By the yard)とは当時比較的高価で手が出ない価格のものが多かったダイヤモンドを、

世の女性が選びやすいよう〝予算に応じてダイヤの大きさやチェーンの長さ〟をヤード単位で選べるように、、

という想いから作られたシリーズです。

他ブランドではまったく見ることのない、〝シルバー製の一粒ダイヤモンドネックレス〟の展開があるのもそのためです。

一粒ダイヤのシンプルなネックレスが日本では人気が高いですが、

チェーンの間にダイヤモンドを配置したステーションタイプやダイヤモンドが連なったデザインもあります。

バイザヤードシリーズを見る

 

ボーンカフ

 

彼女の作品の中でもかなり初期のものにあたります。

デザインソースは彼女が幼少期に訪れたローマの修道会の納骨堂でみた修道士の骨だそうです。

ボーンカフは手首の骨格を人間工学に基づき、そのまま落とし込んだデザインでナチュラルな線や立体感が魅力です。

もともと高級ジュエリーとしては当時使用されていなかった〝シルバー〟を初めて高級品として印象付けさせ業界に革新を与えた作品とも言われています。

モード派の人にも人気が高く、ファッション誌での露出や著名人も多くの方が愛用しています。

ボーンカフシリーズを見る

 

 

エルサペレッティのその他の作品

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メッシュ

 

 

現在販売されてるエルサペレッティ作品一覧を見る

 

 

エルサペレッティのデザインの特徴・スタイル

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〝スタイルはシンプルであれ〟

この言葉は彼女が残した言葉であり、信念で彼女のデザインするジュエリーは

 

余計な装飾などのないミニマルなデザイン

 

で一貫されています。さらに

〝良いラインやフォルムは時代を超えているので、新しいデザインはありません〟

こんな言葉も残しており、

 

デザインソースやモチーフにするものは、日常で良く目にするものやすでにデザインやラインが完成しきっているもの

 

が多いです。

時をこえて美しいと感じるものはすでに完成されていて、

それをジュエリーに落とし込むのが得意なスタイルだったといえるかと思います。

ゆえに彼女の作るジュエリーの魅力は、

 

有機的なフォルムと曲線美

 

70年代に発表されたデザインが現在でも愛されるのは、

いつの時代だって廃れない時を超えたラインやフォルムのジュエリーだからこそ

と言えますね。

 

エルサペレッティの公式インスタアカウントはこちら

 

 

 

 

・3.みんなはどう着ける?インスタで見るエルサペレッティ作品

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エルサペレッティや彼女の作る作品についてはわかりましたね。

では世のティファニー好きや、エルサペレッティのファンはどういう着けこなし、スタイリングでジュエリーを楽しんでいるのか?

いくつかピックアップしていきます!

 

定番人気の〝オープンハート〟

大人気ママインフルエンサーの岡部あゆみさんも着用してますね!

 

人気ファッションモデルの野崎萌香さんもオープンハートを着用!

 

 

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ネックレスだけでなくオープンハートはピアスも人気!

 

 

幅広いスタイリングに役立つ!〝ビーン〟

 

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ビーンはインスタで見る限り、日本より海外のほうが人気がある印象ですね!

 

 

誰もが持っておきたい!〝バイザヤード〟

 

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バイザヤードはオフィス、カジュアルどんなシーンにも万能な優れものです!

毎日着けっぱなしにしたいスキンジュエリーの大定番ネックレスですね!

 

モード派に人気の〝ボーンカフ〟

 

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価格帯も高めで比較的大人世代のオシャレさんに人気のボーンカフ。

みなさんとってもおしゃれに着けこなしています!

 

 

 

・5.エルサペレッティ以外のティファニーのデザイナー

ここまではエルサペレッティについてフォーカスしてきましたが、

ティファニーにはエルサペレッティ以外にも数々の名デザイナーが在籍しました。

 

 

ジーン・シュランバーゼー(ジャン・シュランバージェ)

Jean Schlumberger

作品イメージ

引用元:TIFFANY&CO公式サイト https://www.tiffany.co.jp/

1966年にティファニーのデザインに参加したフランス人デザイナーです。

自然界に存在するものをジュエリーに落とし込むデザインが得意で、

ジャクリーヌ・ケネディやエリザベス・テーラーなどのセレブリティを虜にし彼の作品は当時の最先端スタイルのジュエリーとされました。

 

 

パロマ・ピカソ

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作品イメージ

引用元:TIFFANY&CO公式サイト https://www.tiffany.co.jp/

あの天才芸術家パブロピカソの娘であるパロマ・ピカソ。

イブサンローランのジュエリーデザインも手掛けたのち1980年にティファニーに招き入れられました。

鮮やかなカラーストーンの色使いや、建築的なデザイン、幾何学的なデザインが特徴です。

 

 

フランチェスカ・アムフィテアトロフ

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作品イメージ

引用元:TIFFANY&CO公式サイト https://www.tiffany.co.jp/

東京生まれ、ロンドン育ちのデザイナー、フランチェスカ・アムフィテアトロフ。

2013年にティファニー起用されました。

ティファニーでのジュエリーのスタイルはシンプル&モダンで、

ティファニー以外にもシャネル、フェンディ、バレンシアガ、マル二など名だたるブランドに向けてデザインした経験も持つ実力派です。

近年のティファニーでもっとも有名なデザイナーと言えると思います!

 

ティファニーデザイナーの今後は?

2021年にLVMH(ルイヴィトン)に買収が決まったティファニーですが、

経営体制も変わり今後どうなっていくのか?

 

・著名デザイナーの採用は不要

ティファニーには新たなチーフ・アーティスティック・オフィサーを探す必要はないと語る。外部の力が必要だと考えればいくらでも、コラボレーションに最高のパートナーを選べるはずだという。

引用元:Forbes 新体制のティファニーについて注目すべき5つのこと

 

これはForbesの記事の一部を引用させていただいたものですが、

買収後の新体制のティファニーでは新規であらたなデザイナーは不要と考えているようで、

新たなデザイン展開をするなら〝コラボ〟という形がある!との考えのようですね!

 

 

 

・5.この記事のまとめ

はい!というわけでティファニーのデザイナー、エルサペレッティについてをまとめました!

最後に簡単におさらい!

 

・1.エルサペレッティとは?どんな人物?

→父はイタリアきっての成功者!早々に家を出てモデルなどの仕事を経てデザイナーへ

・2.エルサペレッティの代表作一覧!彼女のデザインスタイルとは?

→オープンハート、ビーン、バイザヤード、ボーンカフなど。時を超える有機的なフォルム、曲線が魅力。

・3.みんなはどう着ける?インスタで見るエルサペレッティ作品

→数々の作品を世代、国を問わずおしゃれに着用!

・4.エルサペレッティ以外のティファニーのデザイナー

ジーン・シュランバーゼー、パロマピカソ、フランチェスカ・アムフィテアトロフなど

 

ご参考に!

 

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