ダイヤモンドの魅力ってなんですか?
と聞かれたときにあなたはなんて答えますか?おそらく多くの人が、
〝輝き〟
と答えるかと思います。
この時点でダイヤモンドの評価基準4c、
💎Carat(カラット)
💎Calor(カラー)
💎Clarity(クラリティ)
💎Cut(カット)
の中で〝最重要〟なものはなにかわかった人もいるかもしれませんね。
婚約指輪を選びたい、、でもダイヤの選び方がわからない、、、
予算内で最大限きれいなダイヤを選びたい!
ダイヤのネックレスが欲しい、、でもなにを優先したらいいんだろう、、?
優先順位がわからない!
こういう方たちに向けて、
ダイヤモンドバイヤー歴9年の筆者が
〝忖度なし〟
で最重要のCと優先順位を語っていきます!
この記事で知れる内容
・1.ダイヤモンド4cで一番重要なのはコイツだ!
ダイヤモンドの一番重要なCはズバリ、
〝Cut(カット)〟
です。
まずダイヤモンドの評価基準である
〝4c〟
それぞれのcが、
〝ダイヤモンドの何に関わっているのか?〟
💎Carat(カラット)=大きさ(重さ)
💎Calor(カラー)=色
💎Clarity(クラリティ)=透明度
💎Cut(カット)=輝き
という具合になっています。
冒頭で、多くの人にとってダイヤモンドの魅力は〝輝き〟という話をしましたが、
その〝輝き〟に大きく影響を与える要素が、
〝Cut(カット)〟
なのです。
正確に言えば、〝Clarity(クラリティ)〟も地味に輝きに影響するのですが、
輝きのほとんどはカットによって決まります。
ダイヤモンドの魅力はほとんどの人にとって輝き(カット)
つまり
ダイヤモンドの重要な点はほとんどの人にとってカット(輝き)
経験から語るカットの重要性
なるほど確かに輝きが一番の魅力だし大事なのはカット(輝き)なんだ!
ってちょっと納得しかけたけど、もうちょっとなんかこう、、経験から言えることはないの?
9年ジュエリーバイヤーとして様々なランクのダイヤモンドを見てきましたが、
カット評価が劣るだけで、見栄えがまるで違います。
カット以外の、
カラット、クラリティ、カラーを多少妥協しても、
肉眼で見る見た目に驚くほどの差はない
のですが、
カットを妥協すると全然違う見栄えの魅力半減のダイヤモンド
になってしまいます。
なので、
💎Carat(カラット)=大きさ
💎Calor(カラー)=色→中間クラス
💎Clarity(クラリティ)=透明度→中間クラス
💎Cut(カット)=輝き→ハイクラス
のダイヤは仕入れても、
💎Carat(カラット)=大きさ
💎Calor(カラー)=色→ハイクラス
💎Clarity(クラリティ)=透明度→ハイクラス
💎Cut(カット)=輝き→中間クラス
は仕入れなかったです。
なぜなら、
〝売れにくいからです〟
だってみんなパッと見て見栄えの良いものが欲しいでしょ?笑
他は妥協しても輝きに大きく影響する〝カット〟は妥協しないほうがおすすめ!
この時点でそもそも4cについてもっと理解したいなと思った人はこちらの記事を参考にしてください。
》参考:【一目でわかる】ダイヤモンドの4cとは?自分にとって最適なダイヤの選び方!
カットはどのグレードまでで選べばいい?
カットグレードはこのような感じで、
トップが3EXCELLENT(トリプルエクセレント)で、最低がPOOR(プアー)となっています。
仕入れ経験上、
GOODから急激に見た目の印象が変わる
ことが多いです。
GOODでもきれいなものは存在するっちゃするんですが、
自分の目に自身のない人は、
Carat(カラット)、Calor(カラー)、Clarity(クラリティ)を多少妥協してでも、
カットはVERY GOOD以上を選ぶのがおすすめです。
ダイヤの魅力を味わいたい人はVERYGOOD以上を選ぶべき!
カットグレードについてさらに詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
》参考:〝3EXトリプルエクセレント〟と〝EXエクセレントカット〟の違い
・2.カラット(大きさ)の選び方
0.3カラット、0.5カラットなどの大きさがありますが、
カラットとは正確には〝重さ〟のことを指します。
ですが重さが増すごとに、大きさも大きくなるので、
一般的には〝カラット=大きさ〟として認識
されていますね。
カラット(大きさ)に関してははっきり言って好み
です。
小さく可愛らしいのが好みなら小さいもの、大きく華やかなものをが好みなら大きいのを選べばいい。
基本的にダイヤモンドは、
小さければ安い
大きければ高い
(品質にもよります)
ので大きいダイヤを選びたい場合は値段が高くなります。
0.5カラット以上が良い!1カラット以上が良い!
というような感じで数値にこだわらず、
見た目的に大きければ良い!
という人にはこんな選び方があります!
ファンシーシェイプ(丸いダイヤではないもの)を選らぶ
ダイヤは一般的な丸い形である、
ラウンドブリリアントカット以外にもとっても魅力のある様々な形のダイヤが存在します。
その中でも、
オーバル(楕円形)、バゲット(長方形)、マーキス(楕円をさらに上下に引き伸ばして上下を尖らせたようなもの)
を選ぶといいです。
この3つのシェイプは、
実際のカラット数よりも視覚的に大きく見える
のでおすすめです。
・3.カラー(色)の重要性と選び方
引用元:beyond4cs.com https://beyond4cs.com/color/choosing-a-diamond-color/
カラーは上記の画像を見ての通り、
左上のD(完全無色)として、右下のZ(黄色)
までの評価があり、当然ながら無色のほうが価値も価格も高いです。
D~Hくらいまではなんだかほとんど同じに見えるわ、、、
Jくらいでもなんだか全然透明って感じするけど、、、
感じ方は色々ですね。
そこでこれを見てほしいです!
同じクラリティ、重量、形、カットが施された2つのダイヤモンドであっても、カラーだけの違いで価値が異なることもあるのです。 ほんの少しの色味でもダイヤモンドへの支払額が大きく変わってしまう場合もあります。
引用元:GIA公式サイト https://4cs.gia.edu/ja-jp/
こちら、
世界で最も権威のある、ジュエリー鑑定機関、
GIAのダイヤモンドのカラーに対する記載
を引用させていただいたものですが、注目は赤字の、
ほんの少しの色味でもダイヤモンドへの支払額が大きく変わってしまう
の部分。
大した見た目の差がなくても金額はデカくなる
これってこうも捉えられます。
仕入れ経験からも言えますがこれは実際そういうことは多く、
なんか、、そんなに見た目に大きな差はないけど、片方やたら高いなあ
という例は結構あります。
たいして見た目に影響のないカラーに予算をそこまでかけなくても良い
(重要性はそこまで高くない)
カラーの選び方
カラーの重要性がそこまで高くないということがわかりましたが、
ではどのくらいの範囲で選べばいいの?
筆者の仕入れ経験上、肉眼で見る限りでは、
Iカラーくらいまでなら全然無色
と感じます。
もちろんD、E、Fとかのカラートップは値段もかなり高くなり、Iのものと比較すれば、多少差はありますが、正直
この程度の見た目の差でこんなに金額高いの!?
と感じるものが多いです。
一般の方ならなおさらこう思うでしょう。
カラー以外全く同等ランクで、カラーDからIに下げるだけで、10万円以上安くなることもザラにあります。
そんな感じなのでカラー選びの参考に。
カラーは、カットを良くするためなら結構妥協してもいい。
個人的にはカットが最高ランクなら最悪、〝M〟くらいまで落としていいと思う
・4.クラリティの重要性と選び方
引用元:diamondbuzz https://diamondbuzz.blog/how-important-is-diamond-clarity/
クラリティは、
〝ダイヤモンドがいかに透明であるか〟のレベルで、
上画像の左上のフローレス(FL)がトップで、右下のI1、I2、I3、と最低ランクがあります。
見ての通り、
ランクが下がるほど、ダイヤ内部にゴミの様なものが増えていき、汚くなってきます。
ダイヤ内部にこのゴミの様なもの(内包物)があると、光の屈折を妨げ、
輝きにもある程度影響するのでそれなりに重要
でもあります。
ただ、そんなに大きく影響するか?といったらそうでもないので、
多少の妥協は許される項目です
クラリティの選び方
クラリティの評価は上のような具合になりますが、
SI1までは、
10倍ルーペで見ないとゴミ(内包物)の発見が困難
とされています。
つまり、肉眼で見た際に、
ゴミがあるか?ないか?という点でいえばSI1までは大して変わらない
ということです。
自分が購入してから10倍ルーペでダイヤを確認する機会ってありますか?
ないですよね。笑
ただ、
肉眼では見えなくても、SI1くらいだとちゃんとゴミが存在しているので、輝きに影響があるのは事実です。
ただ例えば、他要素は全く同じで、
クラリティのみ、
FLとSI1を比べた場合、確かに見た目に差はありますが金額差が40万以上になることも。
この金額差ほど見た目に影響あるかな?
と感じるのも正直なところです。
ただFL、IFにレベルは絶対数が圧倒的に少なく、
稀少性という意味で魅力を感じる人はクラリティを上げても良いと思います。
輝きに多少影響はあるもののカットさえよければ、
SI1までは妥協しても見た目的に綺麗なダイヤモンドを選ぶことができる!
(SI1以上のクオリティを選ぼう)
・5.経験から語る!4c優先順位はこれ!
うーん、、、何となくわかってきたけど、結局優先順位はどんな感じなの?
こんな感じです!
4cの優先順位
1位:カット(輝き)
2位:クラリティ(透明度)
3位:カラー(色)
※カラット(大きさ)に関しては好みなので省きます
人がダイヤモンドになにを求めてるか?って考えると、たいていの人が
〝美しさ〟
だと思うんですよね。
カットは特にですが、カット、クラリティが低ランクだとどんなにカラーが素晴らしくても見た目は美しくありません。
逆にカラーが低ランクでもカット、クラリティが高ければ、色は無色ではないけども見た目は美しいです。
さまざまなダイヤを見てきてこんな感じです!
・6.自分の予算内で最大限良いダイヤを選べるブランド
一般的に知られているブランドのほとんどは、
カラット(大きさ)
クラリティ(透明度)
カラー(色)
カット(輝き)
どの要素も中間以上のバランスの良いクオリティのダイヤしか取り扱いがありません。
国内有名ブランドの4cを確認したい人はこちらの記事を参考にどうぞ。
》参考:【ブランド比較】ティファニーのダイヤ4cと有名ブランド4cを比較!
つまりどういうことかというと、、、
予算は30万円、、
カラー(色)とクラリティ(透明度)を妥協してもいいから、カット(輝き)とカラット(大きさ)に最大限予算を注ぎたい!
みたいな選び方はできないわけです。
でもこんな自由な選び方ができるブランドも存在するんです!!
BRILLIANCE+(ブリリアンス+)
引用元:BRILLIANCE+公式オンラインショップ https://www.brilliance.co.jp/
- 創業:2006年
ブリリアンス+では、
1.幅広いクオリティから好きなダイヤを選ぶ(ここが重要)
↓
2.婚約指輪デザインを選ぶ(刻印も可)
↓
3.オーダーする
↓
4、完成品を受け取る
という賢い買い方ができ、
今記事で学んだ内容をフルで活かすことができます。
ダイヤの値段+婚約指輪枠の値段
=仕上がり品の値段
てな感じです。
他ブランドに比べても価格もリーズナブルなのでおすすめです。
国内の有名どころで、こういう選び方ができるブランドは唯一かと思います。
結婚指輪やネックレスのオーダーもできるので、
〝予算内で最大限美しいダイヤを選びたい方〟
は一度ショールームの予約をしてみてはいかがでしょうか?
・6.この記事のまとめ
はい、というわけで、、
4cの一番重要なCと優先順位でした!
今回の記事を簡単にまとめます!
💎4cで最も重要なのは輝きを左右する〝カット〟
💎優先順位はカット>クラリティ>カラー>※大きさは好み
💎カットさえよければ他は多少妥協しても美しいものが選べる
あくまで個人の経験をもとにする見解です。
人それぞれ好みももちろんありますのでそのあたりを理解して参考にしてもらえれば幸いです!
こちらの記事もおすすめ
》参考:【一目でわかる】ダイヤモンドの4cとは?自分にとって最適なダイヤの選び方!
》参考:〝3EXトリプルエクセレント〟と〝EXエクセレントカット〟の違い