pt900とはプラチナ900と読みます
pt900(プラチナ900)=プラチナ90%+他金属10%を混ぜた合金で2020年7月現在の1グラムあたりの金属価値は約2,943円です。
指輪とかネックレスにpt900と書いてあって、『なにこれ?』と思ってこのページにたどり着いていると思いますが、
pt900という刻印は、そのアイテムの素材の証明です。
つまりあなたが持っているその指輪またはネックレスは
〝pt900〟という素材で作られているということになります。
これもしかしって売ったら高いんじゃない?ともし思っていたら、その通り!
ブランド品とかでなくても、結構な値段がついたりします。
1g2,943円ってことは価値は高いの?
例えばお持ちの指輪が、5gだとしたら
5×2,943=14,719円
になりますね。
その製品のデザインとか、ブランドとか、ダイヤが入っているとかそういうのも関係なしに、
金属の値段だけで14,719円の価値があります。
金属としての価値は、ジュエリーなどで使われる他代表的な金属と比較しても高いです。
ちなみに他のジュエリー、アクセサリーに使われる代表的な金属として、
SV925(シルバー925)やK18(18金)などがありますが、
2020年7月現在シルバー925は1g当たり約66円します。仮に5gの指輪だとしたら330円です。
18金は1g当たり約5,112円です。
じゃあ18金が価値は最強か、、、というとそうでもなくて、
pt900(プラチナ900)は18金と比べると同じ体積でも、pt900(プラチナ900)のほうが重いんです!
どういうことかというと、
まったく同じ見た目、サイズのプラチナ900、18金の指輪があったとしても、
プラチナ900の指輪のほうが重い=価格はプラチナ900の指輪のほうが高い
ということになります。
つまり、
純粋な金属そのものの価値、資産としての価値は18金のほうが高い
指輪やネックレスなど製品になるとpt900が買取価格や値段が上回ることがある
ということです。
金属は日によって値段が変わるので、
金属の1gあたりの価値や買取相場を知りたい方は田中貴金属さんで毎日の相場がわかりますので参考にしてください。
※田中貴金属さんでの値段が少し高いのはpt900の価格ではなく〝純プラチナ(100%プラチナ)〟での価格だからです。pt900で金額を計算したい場合は、純プラチナの価格×0.9でpt900の値段が出ます。
なぜpt900(90%)?
100%プラチナで作れば良くない?とも思うかもしれませんが、
純度100%のまじりっけない金は柔らかく、アクセサリー、ジュエリーにはあまり向いておらず、
硬さ、強度を出すためにあえて他の金属を混ぜて合金にしています。
一般的に高級ジュエリーにはほとんど、
プラチナ900もしくは18金が使われており、高級な金属の代表格といえます。
※純度100%の順プラチナ(pt1000)のジュエリーも存在しますが、あまり一般的ではありません。
pt900(プラチナ900)を使ったブランド
日本国内のジュエリーブランドでは、
どのブランドでもpt900はよく使われています。
国内有名なジュエリーブランドで上げていきますと、
〝4°c〟や〝ミキモト〟
など、国内のジュエリーブランドであればほぼすべてのブランドがpt900を使用しているといっても過言ではないです。
ただ、海外有名ブランドになるとまた違ってくるのですが、、例えば
〝ティファニー〟や〝カルティエ〟
などでは〝pt950(プラチナ950)〟というpt900(プラチナ900)よりもプラチナの純度が少し高いものが一般的に使用されています。
品質や金属自体の価値はそれほど大差がないので気にする必要はないと思いますが、豆知識程度に。
pt900は現在のジュエリー、アクセサリー業界には欠かせないメインの金属といえます。
pt900(プラチナ900)のメリット
・資産価値がある
プラチナは金と比べると資産価値は劣るものの、金属自体の値段が高く投資の対象にもなる金属です。
・経年劣化が少ない
pt900(プラチナ900)は18金、シルバー、真鍮、などの他金属に比べ、
耐熱、耐酸性に強く、普段ずっと着けっぱなしなどにしていても、
変色や黒ずみなどが起こりません。
故に普段着けっぱなしにすることが多い婚約指輪や結婚指輪に人気です。
・アレルギーが少ない
シルバーや真鍮などの金属よりも、アレルギー反応を起こしにくく、
普段金属アレルギーを起こしてアクセサリーは着けないという人でも、
pt900(プラチナ900)は大丈夫な場合が多いです。
・重量感と高級感
pt900には圧倒的な重量感、高級感があります。18金と比べても、
K18(18金)75%が金
pt900(プラチナ900)90%がプラチナ
というようにプラチナのほうが含有率も高いため、
同じデザイン、サイズの指輪などでもずっしりとした重みが感じられ、
高級感があります。
pt900(プラチナ900)のデメリット
・表面に傷が入りやすい
プラチナの純度が90%と高い為、金属が柔らかく、表面に小傷などが入りやすいです。
・手軽に手を出せる金額じゃない
金属自体が高いので、当然ブランドやジュエリーショップで販売される値段も高くなります。
pt900?pt950?
pt900(プラチナ900)はわかりましたが、pt950という刻印のものも存在します。
pt900が90%プラチナなのに対し、
pt950は95%プラチナということになります。
純粋なプラチナの割合が多いので、価値は5%分上がります。
価値、見た目などもとくにこれといった大きな差はなく、
日本のスタンダードがpt900
海外スタンダードがpt950
という差ですね。なのでもし自分がお持ちの指輪なりネックレスにpt950という刻印があった場合、
海外製、海外ブランドのものかも?ということが考えられます。
pt900って人気なの?
海外では18金が人気(金色が人気)なのに対して、
日本ではpt900(プラチナ900)が圧倒的に人気です。
特に結婚指輪やマリッジリングはpt900が最も一般的で、
ブライダルジュエリーブランドでは、基本的にpt900の指輪を展開しているところがほとんどです。
はい!というわけで、
pt900の〝意味と価値〟でした!
ご参考に!
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