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国内ブランド

【勉強】業界人も納得の日本を代表する老舗ジュエリーブランド4選 

世界的有名なジュエリーブランドは何となくわかるけど、日本にもあるの?

もともと業界にいた自分が「日本 ジュエリー ブランド 老舗」と検索してみてトップの検索結果に満足いかなかったので、

今回は日本の老舗ジュエリーブランドをわかりやすくまとめていきたいと思います。

 

この記事で知れる内容

・1.日本の老舗ジュエリーブランド 4選 この4つだけだと思っていいです!

 

 

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1.日本の老舗ジュエリーブランド 4選 この4つだけだと思っていいです!

まずはじめに言っておきたいのは、

日本には海外のジュエリーブランドのように歴史の長い老舗ブランドはあまりありません。

ですので4選です。

日本の定番ジュエリーブランドや人気ブランドが知りたい方はこちらの記事を見ていただけたらと思います。

まず1つ目

ウエダジュエラー

引用元:ウエダジュエラー 公式サイト

https://www.uyedajeweller.com/index.html

ウエダジュエラーについて

  • 1884年(明治17年)に後のウエダジュエラーとなる植田商店を創業 2019年現時点で創業135年と〝日本で最も歴史のある〟ジュエリーブランドです
  • ちなみに植田商店は当初、ジュエリーではなく、外国人向けの美術工芸品の店として事業をスタート
  • 創業以来 130 年以上に渡り、「和と洋の融合」というテーマもつ
  • 1923 年に帝国ホテルに店舗を持つ←ここで世界の重要人物を迎える日本の迎賓館としてできた帝国ホテルに店を持つことにより、国内外に広く知られる
  • 顧客にはベーブ・ルース、ジョー・ディマジオ、ソフィア・ローレン、チャールトン・ヘストン、ジーナ・ロロブリジータ、フランク・シナトラなどスターからマッカーサー夫妻、キッシンジャー夫妻、ライシャワー夫妻など政財界の要人までいたとされている
  • 真珠の質には定評があり、パリのヴァンドーム広場にある老舗ジュエラーとの取引も
  • アコヤ真珠、南洋真珠などのハイクオリティーな珠を使った連のネックレスはブランドを代表するアイテム(正直このイメージはあまりありませんでした)
  • 1981 年頃 ブランディングしていくにつれ店名も現在の Uyeda Jewellerに。店のテーマカラーや包装紙なども誕生
  • 第二次世界大戦、関東大震災を逃れた日本のアンティークジュエリーを多く保持。
  • 日本で初めて結婚指輪の広告を打つ
  • “ファミリージュエラー”としても親しまれ、顧客一人一人に専任のスタッフがつき一家3世代にわたるお付き合いのある顧客も多い
  • 現在では〝U-line〟(日本の四季をモチーフにしたデザイン) 〝K-line〟(引き算の美学をコンセプトにしたシンプルなデザイン)〝H-line〟(武者小路実篤氏の言葉、「天に星 地に花 人に愛」をコンセプトにした、スイートなモチーフ)〝TOP-line〟(最高の素材、最高の技術を使った高額ライン)〝yoshie uyeda〟(3代目長女の植田嘉恵氏によるデザイン元気になるビタミンのようなジュエリーがコンセプトのウエダジュエラーの中ではかなり普段使いを意識した比較的安価なライン)〝BRIDAL〟〝uyeda pearl〟の7本柱でコレクションを展開
  • 多店舗展開せずに現在でも帝国ホテルアーケードにのみ1店舗(とっても格式の高い素敵なお店です)のみの展開

 

 

 

SUWA 諏訪貿易

引用元:SUWA 公式サイト

https://www.suwagem.com/jp/index.html

SUWA 諏訪貿易について

  • 1908年(明治41年)に初代諏訪喜之松氏が、当時横浜で飾職人をしていた兄の家で初めて宝石に出会い、美しさに魅せられ創業 2019年現在創業111年
  • ちなみに1908年以前は日本画販売の諏訪商店を営んでいたそうですが、家業を継がずジュエリー事業をスタート
  • 1944年戦時中に国が貴金属類を国民から強制的に買い上げをした際、外されたダイヤモンドの値段を決めるための鑑定委員に初代の諏訪喜之松氏、2代目である喜久男氏が選ばれる。ダイヤの品質を見る力を国からも評価されたそうです
  • 1950年代に2代目喜久男氏はかなり透明度の高いヒスイに出会う。このヒスイは通称〝青とうがらし〟と呼ばれ、あまりの希少さに後世にも残すべきと感じ、上野の国立科学博物館に寄贈(写真で見ましたが確かに透明度の高いヒスイで世界中のジュエラーがあつまる見本市でもみたことのない逸品でした)
  • 日本人で初めて〝GIA GG〟(米国宝石学協会が主催の宝石を鑑別する資格)を取得。現在はこの資格をとるのに半年から~2年かかり費用的には200万以上かかります
  • 300回を超える海外仕入の経験を基にした、「宝石の品質の見分け方と価値の判断のために」という本を発刊
  • 2000年に入ってから国内と海外の販売拠点を拡大。国内は19店舗、海外ではアメリカに35店舗カナダに2店舗の計56店舗展開(ここはウエダジュエラーとは大きな差がありますね)
  • 2009年に代表の諏訪恭一氏と、デビアス社(かつて南アフリカのダイヤモンド鉱山を買収しまくり、一時期は世界のダイヤモンド流通の9割はデビアスを通ってくるという状態を作り上げた会社)の代表アンドリュー・コクソン氏との共同著書「ダイヤモンド:原石から装身具へ」を発刊
  • ↑ダイヤモンド原石の種類、産地による品質の違い、研磨されたダイヤモンドのサイズやカットによる美しさの違いなどが掲載されたこの本は「ダイヤモンドの新しい見方」として紹介されました。
  • ダイヤモンド、ルビー、サファイア、エメラルドといった宝石の代表格の石には特に素材に対するこだわりがあり、各石の産地ごとの特徴まで理解し選び抜いている
  • 現在は百貨店での取り扱いが多く、その他地域一番店といわれるジュエリー専門店での取り扱いが多いです。

 

 

 

MIKIMOTO

引用元:MIKIMOTO 公式サイト

https://www.mikimoto.com/jp/

MIKIMOTOについて

  • 創業者である御木本幸吉氏が1893年に世界で初めて〝半円真珠〟の養殖を成功させる ※真円の球体上の真珠は後の1907年に西川藤吉氏、見瀬辰平氏らにより成功し確立される(ちなみに西川藤吉氏は御木本幸吉氏の次女の旦那です)
  • 1899年に日本初となる真珠の専門店〝御木本真珠店〟として銀座にオープン。 現在創業120年と国内ジュエリーブランドでは2番目に長い歴史を持つ老舗です
  • 戦前の時点でロンドン、ニューヨーク含め、世界7か所に支店を持ち、国内ジュエリーブランドでは海外進出がかなり早い段階で展開
  • 1986年にはパリ・ヴァンドーム広場に東洋で唯一お店を構える。※ヴァンドーム広場とは世界の高級老舗ジュエリーブランドが軒を連ねる、ジュエリーブランドにとってはあこがれの場所です
  • 1921年にロンドンの新聞に「養殖真珠の販売は天然真珠の偽物を売っている詐欺商売だ」と書かれ、騒動は広まり結果、3年も裁判続け最終的には学者による養殖でも天然の真珠に科学的に違いがないと証明し、勝訴を勝ち取る
  • 1927年にあの〝エジソン〟に真珠の養殖は世界の驚異だと称賛される。エジソンに「私の研究所でできなかったものはダイヤモンドと真珠だ」とまで言わしめたそう
  • 現在はダイヤモンドにも相当なこだわりがあり、一般的なダイヤモンドの評価基準4c(Cut,Carat,Clarity,Color)に加え〝Criterion(クライテリオン)(輝きのバランス)〟という独自の評価基準があり4cの評価が最高点でもMIKIMOTOの鑑定士が認めない限り商品にはならない
  • 皇室ご用達ブランドとしても有名。秋篠宮佳子さまもMIKIMOTOのティアラを着けてましたね。
  • グレースケリー、マリリン・モンローなど海外セレブも愛用
  • 真珠の穴あけ加工の際に通常針の通りまっすぐにしか加工できないですが、穴をカーブしてあけるMIKIMOTO独自の加工法があり、パールが外れにくい※これはMIKIMOTOの元社員に聞きました。
  • 現在国内に直営店含め67店舗を展開、海外36店舗を展開し、日本の老舗ジュエリーブランドでは最も成功を収めたといっても過言ではないですね。

 

 

 

TASAKI

引用元:TASAKI 公式サイト

https://www.tasaki.co.jp/

TASAKIについて

  • 1954年に田﨑俊作が神戸市で養殖真珠加工販売業として創業。現在創業65年
  • 1970年に世界で初めて
  • 1994年当時日本では唯一、デビアス社からダイヤ原石を直接購入する権利を得て、ダイヤモンド事業に参入
  • 全国真珠品評会の最高賞である農林水産大臣賞を通算7回受賞
  • 2009年にブランド名を「田崎真珠」から「TASAKI」に変更し、ブランドを一新。
  • 同じく2009年に、クリエイティブディレクターにNYのファッションブランドTHAKOONのデザイナーであるタクーン・パニクガルを起用
  • 奇抜デザインを多く打ち出しており、真珠を半分に切ったデザインなどジュエリーデザイナーから考えればご法度のようなデザインもファッションデザイナーならではでのデザインが多い
  • 2015年に高級腕時計コレクション〝TASAKI TIMEPIECES〟を発表
  • 2016年に パリ、ヴァンドーム広場にあるホテル、リッツパリにブティックオープン
  • 2017年 株式会社スターダスト(アジア系投資ファンドMBKパートナーズが資本金5000円で設立したペーパーカンパニー)により吸収合併。
  • 2017年、新たなクリエイティブ ディレクターとして、NYを拠点に活躍するプラバル・グルンが就任。
  • 2018年に、ジュエリーブランドAHKAHを連結子会社化
  • 吸収合併により、海外進出に対する積極的な投資が行われるようになり海外の店舗も増えている。(余談ですが、TASAKIの傘下となった、ジュエリーブランドAHKAHも海外進出が目立っていますね)
  • 2019年旗艦店「TASAKI London New Bond Street」をオープン
  • 現在ではコレクション・ライン、シ―ズナル・ライン、ブライダルの3つをメインの柱で展開。

 

老舗の定義は、ウィキペディアによると30年以上事業を行っている企業ということらしいですが、

誰もが認める代表的な老舗は上記4ブランドだと思います。

老舗に含むか少し悩んだブランドは他に、

横浜発祥のSTAR JEWELRY(創業73年)京都発祥のNIWAKA(創業36年)、芦屋発祥gimel(創業28年)、がありますが、

イメージや、ブランドがジュエリー界に残した功績なども考慮して、上記4ブランドにさせていただきました。

〝日本の人気ブランド〟や、〝作りが評価されている日本ブランド〟っていうことなら話は別でしたが、

今回はあくまで〝日本を代表する老舗ジュエリーブランド〟でしたのでこのようにさせていただきました。

以上、日本の老舗ジュエリーブランドを簡単に重要な情報だけを見やすくまとめてみました!ご参考に!

 

 

 

 

 

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